味方を見殺しにして時間を稼ぎ、その間に逃げる
味方を見殺しにして時間を稼ぎ、その間に逃げるという「戦法」が、戦国時代からあったそうだ。太平洋戦争中の日本軍、特に、ソ連軍が侵攻した満洲で、兵や市民に知らせずに真っ先に逃げた関東軍幹部もそれと似ていると思う。
きのうの佐川氏の国会での答弁を聞きながら、そんな「戦法」を思った。
国家公務員らは、公文書の改竄までして、身を呈して首相らを守ろうとしたのに、首相官邸は守ってくれなかった。
むしろ、忠良な公務員に責任を押しつけて見殺しにし、時間を稼ぎ、策を練っているように見える。そのうち国民は忘れるだろう、沈静化するだろうとでも思っているのか。沈静化しなければ、電撃解散で逃げる気か。
佐川さん、あなたはもう公務員ではない。捨石になる必要はない。本当のことを言ったらどうですか。
もう一つ、例の森友学園の籠池夫妻は、どう考えても安倍晋三氏や昭恵氏を深く尊敬していたようだ。都合が悪くなれば自分たちを尊敬する人もバッサリ斬って捨てるのが安倍さんだ。加計さんはだんまりを決め込んでいるからお咎めなしだが、籠池さんは正直な人で本当のことを言うから都合が悪いのではないかと思えてくる。いつまでも身柄を拘束したまま釈放もしないし、裁判にもかけない。釈放すればマスコミや野党の前で本当のことを言うだろうし、裁判になれば裁判の場で本当のことを言うだろう。本当のことを言われては困る安倍さんとその周辺の人たちが、いつまでも宙ぶらりんのまま、籠池夫妻の身柄を拘束させているのではないかと勘ぐりたくもなる。
違いますか。
(一滴)
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