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ブログ再開

ブログ再開が非常に遅れたことを、まず、お詫びします。 あまりにも忙しい状態でした。

長男が中3で、受験生の親という立場を経験しました。 平常心を心がけました。 しかし、返却された模擬試験を見せてもらったりすると、何でこんな間違いをするんだと思う箇所がいくつもあり、平常心を心がけるのは大変でした。

長男に向かって「勉強しなさい」と言ったことはありません。(勉強しろと言われた子どもが、言われて勉強するようになったなどどいう話は聞いたこともありません。) 私も妻も勉強しろなんて言っていないのに、長男は毎晩猛勉強です。「もうそれくらいにして休んだらどう」と言ったことは何度もあります。毎晩毎晩、夜遅くまで勉強する息子が、なんだか、かわいそうでした。

昨年の春に中学校のPTAの役員を頼まれ、お断りしようとしたのですが、「そこを何とか」と強く頼まれ、仕方なく引き受けました。引き受けた以上は責任があり、時間の確保と、学校と保護者の調整が大変でした。 でも、いい経験になりました。 中学校の実体を見ました。 中学生も、中学教師も忙しすぎます。保護者もです。 ミヒャエル・エンデの名作「モモ」に出てくる灰色の男たち(=時間泥棒)に取り囲まれているような感じです。 そして保護者の中にも温度差のようなものがあります。 部活動重視、受験勉強重視、生活体験重視、その他、何を重視するかですが、それぞれの保護者が重んじるものが食い違い、なかなか、かみ合いません。 PTAの役員は学校と保護者相互の板ばさみになります。少子化で、学区が広域化しているのもありますが、小学校の時とは違うなあ、と思いました。

パソコンの不調は、ソフトもハードも古くなりすぎて、今のインターネット環境に対応しにくくなってきたせいでした。故障でもウイルスでもありませんでした(パソコンは古くとも、最新のセキュリティーソフトを入れ、常時更新していました)。 私自身は買い替えの必要など感じていないのに、対応しにくくして無理やり買い替えさせるのが今のやり方です。10年使ったパソコンですが、買い換えることにしました。 パソコン業者にすぐに来てもらえるような場所ではないし、私も忙しいし、しばらくブログをお休みしてました。 やっとパソコンを入れ替え、中のデータも移してもらってようやくブログの再開です。

その間、世の中を見ていると、 理屈より、単に威勢のいいことを言う人たちが力をつけてきたような感じです。威勢のいい人たちに国の未来を委ねていいのか疑問だし、外国との摩擦にもなっています。 理性を重んじる時代は過ぎてしまったのでしょうか? そんな風潮を批判する声もありますが、大きな声にはなりません。 筋の通った発言が、道理もへったくりもない人たちの声にかき消されてしまいそうです。 大衆は、「だって経済が良くなるんだからいいんじゃないの」みたいな雰囲気に流されています。 それって、ヒトラーを支持したドイツ国民と似てませんか?  今の日本は物資もサービスも飽和状態で、大幅な需要拡大など見込めず、産業は空洞化し、若年層は減少し、非正規雇用率は増え、国の借金は膨大になっているのです。なんたらミクスとやらで経済が良くなるはずなどないのです。70年代・80年代の人に出来たのだから我々にも出来るといった言葉に騙されてはいけません。背景がまるで違うのですから。

(伊藤一滴)

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