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ロケットストーブで暖房を

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(前回の続き)
ロケットストーブは少ない焚き木でよく燃えて、これを暖房に使いたい!と思いました。
でも、調理用ロケットストーブは、そのままでは暖房用になりません。

調理用の場合、基本的にはL字型の筒を断熱し、中で火を焚くシンプルなものです。
ネットの情報によれば、よく、一斗缶(18リットルの角型ブリキ缶)やペール缶(20リットルの丸型缶)が利用され、中の筒には金属製の煙突が使われています。断熱には園芸用の「パーライト」や「バーミキュライト」が使われることが多いようですが、軽石の粉や灰などでも代用できるとのことです。
この調理用ロケットストーブはコンロの一種であり、災害時などの調理に役立つと思います。コンロの一種ですから、熱は上に吹き出します。そのままでは暖房に適しません。

暖房用の場合、基本的には調理用を大きくしたようなロケットストーブを、金属製のカバー付で覆うのです。例えばドラム缶のようなもので覆い、この下に排気筒(煙突状のもの)を付け、排気を外に出すのです。これを外から見ると普通の煙突ですが、ほとんど煙たくないとのことです。

かつて薪ストーブも自作しましたから、今度は自家用に、暖房用ロケットストーブを作ろうと思いました。もう、既製品の薪ストーブを買おうという気持ちは消えていました。
今まで使ってきた薪ストーブにも愛着がありますから、合体させてみようと思いました。
それが上の図です。(続く)
(伊藤一滴)

参考:以前自作した薪ストーブのデータ
(単位:ミリメートル)
台の高さ200
燃焼箱の幅455、高さ303、奥行き606
鉄板の厚さ3.2
一次燃焼のみ
ロストルなし
木灰の上で燃焼

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