「高学歴」は「幸せ」?
以前、毒親について書きました。
http://yamazato.ic-blog.jp/home/2020/10/post-3eb6.html
http://yamazato.ic-blog.jp/home/2020/10/post-4843.html
先日、たまたま下記の記事を見ました。
「親の学歴コンプレックスに苦しめられた子供たちの本音とその後の人生」
だそうです。
https://www.moneypost.jp/732451
どうも、親の学歴コンプレックスも、毒親化の原因のようです。
極度の学歴コンプレックスは、その人の判断を狂わせてしまうのでしょう。
私も、けっこう身近でそうした話を聞きました。
私の両親(2人とも中卒)も、学歴コンプレックスを持っていて、それを感じるときがありました。
「子どもには学歴を授けたい、それも、なるべくレベルの高い学校を卒業させてやりたい」
「そうすれば高収入の仕事に就ける」
「高収入なら幸せになれる」
という考えだったようです。
(おかげで私は、進学には反対されませんでした。それは、親が認める学校の学部・学科であれば、ですけれど。そして、うちの親に学部・学科を判断する能力など、そもそもなかったのですけれど。親は単に、聞いたことがある、とか、就職にはよさそうとか、何となく、思いつきで言っているだけでした。そんな思いつきで口出しされ、断定的なことを言われ、困りました。)
高学歴ならその人は幸せになるというのは嘘です。
学歴と人の幸せは比例していません。
見渡せば、世の中にたくさんいますよ。学歴など気にせずに幸せに生きている人も、高学歴で不幸な人も。
私の限られた経験の中でさえ、たくさん見ました。
学歴と収入はある程度まで比例する、というのは事実でしょう。
でも、それよりこっちが大事なんですが、
その人の収入と幸せは比例していません。
一人の人間がこの地上で使える時間は限られています。
使える時間の多くを犠牲にして高収入を目ざす人が多いようですが、それより、自分はこうありたいという思いを実現することに時間を使うべきではないのでしょうか。
自分の思いを実現するのに学歴が必要ならともかく、やみくもに高学歴を目ざし、時間を使い、就職後も時間に追われて生きることがその人の幸せなのでしょうか。
そもそも人は何のために生きるのでしょう。
学歴を得るために生きるのでしょうか。
高収入になるために生きるのでしょうか。
自分に出来なかったことを代わりに子どもにやらせるために生きるのでしょうか。それで、やらされた子の人生って??
私自身は山里に転居して収入はかなり減りました。
でも、今は、
街で暮らしていた頃より何倍幸せかわからないくらいです。
広大な自然の中に身を置き、農作業に汗を流し、近隣の人たちから助けられる日々の中で、
収入と幸せは比例していないと、身をもって感じています。
(伊藤一滴)
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