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パラパラ漫画 弱い虫

次男から紹介され、鉄拳さんのパラパラ漫画「弱い虫」を見ました。
(「鉄拳 パラパラ漫画 弱い虫」で検索)

馬場俊英さんの歌に合わせて作られた作品です。
馬場さんは、宮沢賢治や坂本九や、いろんなものを意識して歌っています。

1992年ですからだいぶ前の作品ですが、芸能には疎いもので、最近次男に教えてもらうまで知りませんでした。

歌に合わせて進むこのパラパラ漫画を見て、考えました。


誰かを困らせてまで強くなる必要があるのかと、私も思います。
誰かを困らせ、苦しめて、強くなる、勝者になる、豊かになる。
それでいいんだろうか、そうやって勝ち進んだ側が幸せなんだろうかと思います。

しょせん人はみな虫のようなものかもしれません。
はるか上空から見たなら、虫と人の違いってどれほどでしょう。

高収入の人だって、誰かの下で働いて、やりたくないことをさせられたり、上から嫌なことを言われたりしているのかもしれません。
その人が組織のトップだって、トップでいることのさまざまなストレスがあるでしょうし、別の組織の人の顔色をうかがっているのかもしれません。
それこそ、独裁国家の最高権力者にでもならない限り上がいます。でも最高権力者だって、謀反を恐れ、他の国を気にして、びくびくしているのかもしれません。

しょせん人は弱い虫程度の者で、それでいいのではないかと思いました。

幸せって、何でしょう。強くなることでしょうか。競い合い、戦い続け、勝ち続けることでしょうか。

何が幸せだと、人は思うのでしょう。
そして、何のために生きるのでしょう。

山里で質素に生きる私は、十分に幸せです。
さて、明日からは稲刈りです。

(一滴)

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