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映画「金子文子と朴烈」を観て

やっと山形市で公開が始まった映画「金子文子と朴烈」を観てきました。
そして、圧倒されました。
金子文子(かねこ・ふみこ)も朴烈(パク・ヨル)も、とにかく、かっこいい。

20190511

(山形市での上映はたった一週間で、しかも昼食か夕食のどちらかにかかる時間帯です。客の入りは期待できないけれど一応上映はする、ということでしょうか。私が観たときも、数百人座れそうな劇場に20人くらいの客でした。)

山形市に行くには、朝早く車で山を下ることになりますが、それだけの価値がありました。

映画「金子文子と朴烈」の公式ホームページもありますし、金子文子、朴烈(パク・ヨル)、朴烈事件(ぼくれつじけん)など、ネットでの検索も可能です。

もうすでに多くの方々が、ネット上に感想を書いておられるので、同様の感想を私も書く必要もないでしょう。

まず、二点だけ。


関東大震災があった東京で「大阪朝日新聞」を読んでいるのはおかしいという指摘について

おかしくないです。新聞社も印刷所も被災し、新聞の発行ができない中で、運ばれてきた「大阪朝日新聞」を読んでいるのはむしろ自然です。


まだラジオ放送が始まっていなかった関東大震災直後の東京で、ラジオで情報を得ているのはおかしい、という指摘について(関東大震災は1923年9月1日、日本でのラジオ放送開始は1925年3月から)

実は私も、関東大震災のときはまだラジオ放送がなく、正確な情報をすぐに流せなかったという話を聞いていたので、不自然な感じがして、わざと歴史に反する演出をしたのかとも思ったのですが・・・・。
ラジオ放送を聞いていたのではなく、無線を傍受していたとすればありえる話です。

(一滴)

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