エディス・キャベル
いつものようにパソコンに電源を入れ、グーグルのトップページを見たら、バラの花に囲まれた女性とその背後で避難する兵士たちの絵。
今日12月4日は、エディス・キャベル女史の誕生日なんですね。
エディス・キャベル(イーディス・キャヴェル)の名は日本ではあまり知られていませんが、第一次大戦中、敵味方の区別なく大勢を助けた看護師です。
日本のウィキペディアにこうあります。
「第一次世界大戦当時の両陣営の兵士の命を差別なく救い、200人以上の連合国軍兵士がドイツ占領下のベルギーから脱出するのに尽力した。そのためドイツ軍に捕らえられ軍事法廷で反逆罪の有罪判決を受け、死刑を宣告された。赦免のための国際的な圧力にもかかわらず、キャヴェルはドイツ軍銃殺執行部隊によって射殺された。」
「彼女は聖公会の篤い信徒で、その信念に従って、助けを必要とするすべての人々、ドイツ、連合国の両陣営の兵士に救いの手を差し伸べた。「助けを必要とする命がある限り、私は働き続ける」I can’t stop while there are lives to be saved.という彼女の言葉が知られている。」
近代看護の先駆者の一人が、こうして、死んでいきました。
多くの人の命を救った人が死罪になるというのは、実に、理不尽です。
戦争になれば、多くの敵を殺した人が英雄で、敵の命を救った人は反逆者なのでしょう。
価値観がひっくり返ってしまうのですが、それが戦争なのですね。
グーグルが取り上げてくれたことで、キャベル女史の活動を知る人もいるでしょう。
広く知られてくれたらいいな、と思います。
(一滴)
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