カルトの特徴は共通する
聖書カルトには共通の特徴があります。
その思考回路もかなり共通しています。
自分たちは救われている。真理の側にいる。真実はすべて聖書に書いてあるとおりで、我々はそれを知り、信じている。
我々が非難されるのは、我々が正しいからだ。我々を非難する人たちはサタンの支配下にある。サタンの側の人たちが何を言おうが、真理の側にいる我々が考えを改めたりやり方を変えたりする必要はない。彼らから学ぶことなどないし、対話の余地もない。
世の中には、「真理を探究するのが学問だ」とか「真実を求める」とか言う人たちがいるが、聖書が真理であり、聖書にすべての真実がある。聖書を文字通り正しく信じる我々は真理の側にいるのだから、我々が知る以外の真実など存在しない!
プロテスタントのリベラル派、カトリック、多くのキリスト教系の大学などは、聖書を文字通り信じていないから、間違ったことを求めている。彼らの言う聖書学も聖書考古学もみな間違いだ。
すべては6日間で神によって創造されたのだから、それ以前の歴史はない。創世記の冒頭にあるとおり、太陽より先に光があったし、太陽より先に地球上には植物があった。人も三葉虫も恐竜もみな、この時に創造され、同じ時代を生きていた。そして、あるものは、ノアの洪水の時などに滅んだ。恐竜もこの洪水の時に滅んだのだろう。ある生物が絶滅することはあっても、天地創造の時にいなかった生物があとから進化によって発生することなどありえない。聖書にはっきり書いてある創造の事実を認めないのは異端者だ。
間違った考えを持ち、間違ったことを追求するキリスト者たちは、この世と妥協し、サタンの側についてしまっている。こうした勢力は、キリスト再臨の時に滅ぼされるだろうが、できれば今すぐにでも完全に消し去ってやりたい。真理に立つ我々は、彼らを徹底的に非難し、断固糾弾する!!
聖書カルトがこのような思考回路だと考えれば、その怒りのパワーも、社会や政治への無関心も、他教派への一方的な非難の数々も、みな説明がつきます。
でも、それって、キリスト教なんだろうか?
彼らは「正統プロテスタント」って自称してますけど。
さて、自らを「福音派」と称し「正統プロテスタント」とするあなた方は、日々、幸せを感じていますか?
救いの実感がありますか?
あなたがたの信仰の中心は何ですか。地獄の恐怖ですか?
カルトではない多くの普通のクリスチャンは幸せに生きています。(もちろん、福音派を含めてです。リベラルもカトリックも、多くは、普通に、幸せに生きています。)
人生の中には悲しみも苦しみも、当然ありますが、トータルで見るなら、多くは、助け合いながらつつましく幸せに生きているのです。
それがサタンの誘惑ですか?
普通のクリスチャンは、イエス様を信じ、誠実に生きています。なんでそれがサタンの側?
他教派、他宗教に罵詈雑言を浴びせたりしないし、罵詈雑言に満ち満ちた説教を聞かされることもないし、宗教情報の統制もありません。当然、法外な献金の要求もありません。
あなた方もこっちに来ればいいのに。
(一滴)
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