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『総合英語フォレスト』のこと

かつて受験生のバイブルとまで言われた英文法書『総合英語フォレスト』が、昨年、第7版を最後に絶版になりました。

うちの息子も使ってますよ。いい本なのに、ちょっと、寂しい。

う~ん。経営上のことや版権のことなど、いろいろあるのかもしれませんが惜しい本です。

1999年の初版以来、累計450万部超(桐原書店)とのこと。ものすごく売れた本なので、古本屋にもネットにも、たくさん出回っています。だから、入手は難しくありません。それに、なぜこれほど目まぐるしく改定したのかと思うのですが、新版が出ても中身はあまり違わず、特に6版と7版はほとんど同じです(それにしても、なんで14年で7回も改訂するんだろう? 広辞苑など10年に1回くらいの改訂なのに)。中身はあんまり違わないので、別に最終版でなくとも、ブックオフの200円均一本の中にある第5版か第6版を買った方が断然お買い得です。

別の出版社から似た内容の『総合英語Evergreen』という文法書が出ており、これが実質的にフォレストの第8版に当たるらしいです。でも、フォレストの監修者だった石黒昭博先生も亡くなっているし、学習者の理解を助けたかわいいイラストも、別なイラストになっているし、著者が同じでもこっちは別な本です。

やはり、寂しい。

(一滴)

付記:「うちの兄ちゃん(または姉ちゃん)が使ってたフォレストがあるから、あれをおさがりにしよう」とか、「ブックオフで200円で売ってたから、買ってきて使おう」なんてなると売れなくなるから、頻繁に「改訂」したのかな? もしかしたら『ジーニアス英和辞典』のたびたびの改訂の理由もそれ?

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