静かな山里から 2016年5月
山里は静かです。新緑の中、野鳥の声の中に、5月の爽やかな風が吹き抜けてゆきます。今年も苗代を作りました。苗の生育も順調です。山菜は、来年やその先のことも考えてなるべく残しているのですが(5本生えていれば1本か2本いただいてあとは残すというように)、それでも家の周りでたくさん採れます。家庭菜園の野菜もどんどん育って食べきれないほど採れるので、町場に住む人におすそ分けしたりしています。
中学の時に不登校だった次男は、遠くの高校に進み、高校では無遅刻無欠席だそうです。先日電話で話したら、声が明るくてとても元気そうでした。
こんなに幸せでいいのだろうか、と私は、申し訳ないような気持ちになることがあります。
わらびを摘みながら、地震の被害に遭った九州のことや、戦乱が続くシリアのことなど、いろいろ考えていました。
(伊藤一滴)
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