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映画「風に立つライオン」

高校の寮にいる長男が春休みで帰省していたとき、家族みんなで、映画「風に立つライオン」を観てきました。これからご覧になる方もいるでしょうから詳しくは書きませんが、ケニアで医療活動をした日本人医師の物語です。物語の中で、子ども兵士であった少年が、銃の玩具を火に投じ、かわりに聴診器を受け取る場面が出てきます。少年は家族を殺害され、無理やり兵士にされて、麻薬を打たれ、戦闘に参加した過去を背負っていました。(「少年兵」と呼ばれることもありますが、すべて「少年」とは限りませんから、「子ども兵士」と書きます。)

銃も、聴診器も、どちらも金属の管です。銃は人を殺す道具で、聴診器は人を生かす道具です。銃を捨て、聴診器を受け取る、それがクリスマス祝会の夜というのが象徴的でした。「剣を打ち直して鋤(すき)とし、槍(やり)を打ち直して鎌とする」という旧約の言葉を思いました(イザヤ2:4~5 鉄の武器を火で鍛造しなおして農具にするという意味。つまり、人を殺す道具を、人を生かす道具に変えること。)

クリスマスですから、同じイザヤ書にある「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる」(イザヤ9:6)という言葉も頭に浮かんできます。聖書学的にどうこうという話ではなくて、イメージとして浮かんでくるのです。

最後に壮大に流れる「アメイジンググレース」は讃歌であると共に、人類に悔い改めを促しているかのようでした。さだまさし氏は、かなり考えて状況を設定しているようです。

(伊藤一滴)

コメント

こんにちは。川村と申します。

稲作入門関係で検索していましたら、
こちらのページにたどりつきました。
私は農家の長男ではありますが、稲作に関してはほとんど知識がありません。父親も年老いて田んぼは出来なくなりました。田んぼは残っているので毎年草刈りだけはなんとかしている状況です。
稲作の知識を少しずつつけて行きたいと思っています。手間のとらせない範囲で質問させていただくかも知れませんので、よろしくお願いいたいと思いました。(勝手なお願いなので、返答されなくても結構です。)

前置きが長くなりました。

稲作関係の検索でさださんの関係についてかかれていたので、ついうれしくなってコメントさせていただきました。
ほんとうは、それだけをお伝えしたかったでけですが、余計なことを書いてしまいました。

農業は大変だと思いますが、体には気をつけてください。

突然の変なコメントお許しください。

川村さん、こんにちは。
私は7年前に稲作を始め、今年で8年目です。主に自給用の小規模の稲作でが、今は正規の農業者です。米の栽培は「最初想像したほど難しい作業ではないが、奥が深い」というのが実感です。

ぜひ、お父様やご近所の方々に聞きながら、田んぼをなさってみてください。私も、答えられることであればお答えします。

田んぼを始めた頃、こんなことを書きました。
http://yamazato.ic-blog.jp/home/2008/04/post-d945.html
そのあとも、何度か関連記事を書きました。よろしければご覧になってみてください。
(一滴)

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