雪解け2013
単に雪という物質が融けるだけなら「雪が融ける」ですが、春になって雪が融けるのは、一般に「雪解け」と書きます。どうも、雪から解き放たれる、解放されるというニュアンスもあるようです。
春めいてきています。
雪解けです。
どんどん融けます。
前に、2階まで雪に埋まった話を書を書きましたが、そんな猛烈な雪の期間はわずかです。
家から公道に出るときは、ちょうど地下室から出るみたいに雪の階段を登って、雪の山道を100メートルくらい歩いていました。山道の積雪は2メートルくらいあったので、雪のない時期とは視座が違い、見える風景も違いました。
あるとき妻が「電線が下がってきてる。外れたんじゃないの」と言うので、びっくりして見たら、なあに、自分たちが高いところを歩いているだけでした。
公道に出るときは、今度は雪の階段を下りました。たまに大型の除雪車が来て公道沿いの雪の階段を持っていくときがあり、そのときは角スコップで作り直しです。冬は、運動不足にはなりません。
この冬、山形県内でも除雪中の死亡事故が起きていますし、北海道では猛吹雪で凍死者も出てます。
北国の冬の厳しさは、人々が助け合うという精神風土にもなるのでしょうが、恐ろしい一面もあります。
まだ1階は半分地下暮らしみたいな状態です。
でも、2階からはだいぶ光が入るようになりました。
わずかのうちに、ずいぶん雪が融けています。
雪解けです。雪解け、雪解け、やっと。
(伊藤一滴)
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