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大海の一滴

「私たちのしていることは大海の一滴に過ぎません。だけど、私たちがやめたら確実に一滴が減るのです」
マザーテレサの言葉です。

このたびの大震災とその後の二次被害とでも言うべき状況の中、この私自身、一滴にも値しないのかもしれませんが、せめて一滴に加わりたいと思い、自分のことを「一滴」と称することにしました。

被災者の救援・支援、福島原発を安全に終息させることなどが最優先で、その後は復興ということになるのでしょうけれど、「災害復興」として、もとのとおりに戻せばそれでよいのか疑問です。

日本はあまりにも電気や石油を使い過ぎてきました。
必要性が疑われることにまで、資源を使い過ぎてきました。

震災後の停電で、スーパーの冷凍食品が解けてしまい、大量に廃棄されたと聞きます。
一方で、被災してお腹をすかせていた人たちがいたときに、一方で食べられるものが大量に廃棄されたと聞き、複雑な思いです。
(山形県内で、解けた冷凍食品を品質保証なしで10円均一で売っていた店がありましたが、こっちの方がまだ良心的です。)

不幸な災害ではありますが、この災害の経験を通し、これまでの日本の産業文明のあり方を見直すきっかけとなってほしいと思います。

私がいる山形県も、ガソリン・軽油・灯油がない、生鮮食料品がない、あれもない、これもないという状況ですが、私なりに被災地にささやかな支援を送りました。

どうか、被災地に支援を!
東北に燃料を!
全国のみなさんにお願いいたします。
(伊藤一滴)

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