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小学校の卒業式

きのう(3月18日)、うちの子どもたちが通うふもとの小学校で卒業式があり、長男も卒業しました。
長男の入学に合わせて山里に越して来たので、山里暮らしがちょうど6年になりました。

おとといは大変な冷え込みで、しかも雪が激しく降りました。さいわい18日には雪はおさまりましたが、前日の雪に囲まれた中での卒業式でした。

重機の燃料不足もあって、公道の除雪が不完全になっています。車を走らせると激しく揺れます。私はジープだからまだいいけれど、乗用車の人は大変でしょう。しかも雪道は、そうでなくとも貴重な燃料の消費が増えます。

3月半ばの大雪なんて、いくら雪国山形でも稀ですが、なにもこんな時にと、うらめしく思えました。
東北全体が寒気に覆われているとのことで、被災地のことを思うと胸が痛みました。

山形県内では、緊急車両以外のガソリンが全く入手不可能で、先生方は車に乗り合って出勤。保護者も、乗り合ったり、雪道を歩いて来たりして、学校に集まりました。燃費のいいディーゼルのジープを使っている私は、まだ車が動くので、何だか申し訳ないような気持ちです。

花屋さんは、ガソリン節約のため、雪の中、バイクを走らせて花を取りに行き、会場を飾ってくれました。そこまでしてくれたのに、「花も品薄になっていてすみません」とおっしゃるのです。

謝恩会も祝賀会も中止となり、つつましい卒業式でした。

式後に家族で温かいラーメンを食べて長男の卒業を祝いました。
あれも中止、これも中止、あれもなし、これもなしで、卒業祝いのご馳走もラーメンですが、子どもたちはみな元気です。
(伊藤)

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