スキー、スキー、スキー
休みの日、天気が良ければ、赤ちゃんが寝たのを見計らって家族でスキーの練習です。家のまわりの「自家用ゲレンデ」でいくらでもスキーができます。
私のと妻のスキー用品一式は、中古屋でそろえてきました。80年代半ばから90年代初め頃まで、バブルと共にやって来てバブル崩壊と共に去っていったスキーブーム時代のスキー板が、5百円、8百円、千数百円で並んでいます。スキーウエアも数百円から千円前後、いいものでも数千円です。どれも有名メーカー品で、新品のときには、ん~万円したんだか。
妻は関西出身。これまで1度もスキーをしたことがなかったそうで、この冬初めてのスキーをはきました。私は、約30年ぶりのスキーですから、初心者のままシーラカンス状態でしたが、30年経っても体が基本動作を覚えていたようで、やってみたらある程度はできました。
正月に息子のスキーを買いに行ったとき、お店の人が、「初めてでしたら、スキー場に行く前に、家のまわりなどで少し歩く練習をしてからの方がいいですよ」と言っていましたが、その通りでした。小1の長男には本物のスキー、保育園年中組の次男にはおもちゃのスキーを買ってあげたのですが、まったく初めての長男はスキーをはいて歩けませんでした。前に進もうとすると後ろにすべるんです。次男がおもちゃの軽いスキーをはいて雪の上を歩くのについて行けず、おもしろくなかったようです。その後、小学校のスキー行事や学校の敷地内でのスキー練習もあり、1ヶ月くらいですいぶん上達し、歩くのはもちろん、ゆるい坂をすべっていけるようになりました。
次男は、お兄ちゃんが本物のスキーなのに自分はおもちゃなのがおもしろくなかったようで、お兄ちゃんのスキーを借りて遊んでいるうちに、いつの間にか歩いたりすべったり出来るようになっていました。子どもは上達が早いです。
妻は、先週初めてスキーをはき、長男の最初の頃と同じで、前に歩こうとすると後ろにすべる状態でした。それでもなんとかゆるい坂に挑戦して尻もち、また尻もちの連続でしたが、それなりに楽しそうでした。長男は同じ坂をスーっとすべって、「ママにもできないことがあるんだ」みたいな顔で見てました。
次男は、怖いもの知らずですから、急な坂に挑んだりして、こっちがハラハラです。
もともと雪国に暮らしている人たちは、雪を否定的なものと考えがちですが、愛知や東京で暮してきた私はちょっと違います。たしかに、雪による苦労もありますが、雪国の山間部には今も地域社会がしっかり残っており、トータルで考えればかなり暮しやすいと思います。それに、せっかく雪国にいるのですから、家族で雪を楽しんでいいと思っています。
さあ、スキー、スキー、スキー。(伊藤)
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