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蚊帳の思い出

日照りがおさまったと思ったら、今度は雨続きで、山里の朝晩はちょっと肌寒いです。
板の間の床下から出てきた囲炉裏は現在修理中なので、早く復活させて火を焚きたいです。

蚊帳の話をすると、懐かしがる人が多いです。次男が通う保育園の先生は、子どもの頃、夏はいつも蚊帳を使っていたし、カミナリが鳴るときも入ったと言っていました。
私の生家も昭和初期に建った家でしたが、幼い頃、寝室にしていた部屋の四隅に、蚊帳を吊るためのヒモのついた金具がかけてありました。一種の自在鍵になっていて、たしか、箸置き程の大きさの赤い色をした木部でヒモの長さを調整していました。残念ながら、その部分はないので、ひとまずホームセンターで買った金具で代用品をつくって蚊帳を吊るのに使っています。
わが家の子どもたちは蚊帳を吊ると大喜びで、はしゃぎますが、我が子を見ていると自分の子ども時代を思い出します。蚊帳を吊ると、家の中に別な空間ができたような不思議な感じで、わくわくしてました。夜は蚊帳の中に電気スタンドを入れて、母に絵本を読んでもらったりしてました。
蚊帳の濃い緑色とか、赤い縁取りとか、おしゃれな房とか、実用以上のものを感じます。(伊藤)

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