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補足 なぜ人を殺してはいけないのかを考えれば・・・

前回書いたことに補足します。

なぜ人を殺してはいけないのか?

前回も書きましたが、簡単に言えば、みんなが安心して暮らせる社会の秩序を守るためです。

考えてみてください。
山上徹也さんは、みんなが安心して暮らせる社会の秩序に対し、重大な脅威を与えたのでしょうか?

彼は安倍晋三氏ただ一人を狙い撃ちして、他の誰一人も巻き添えにしませんでした。
通りがかりの人はもちろん、現場の候補者、選挙運動員、聴衆、警護の警察官にも、一切危害を加えませんでした。安倍氏を討つという目的を果たし、抵抗せず、身柄を拘束されました。
偶然ではなく、そうなるように計画し、実行したのです。

もう一度言います。
山上徹也さんは、みんなが安心して暮らせる社会の秩序に対し、重大な脅威を与えたのでしょうか?


今後、模倣犯が次々に現れれば、下手な模倣犯によって社会の秩序が脅かされるかもしれません。
模倣犯を防ぎ、社会の秩序を守るためにも、山上さんに対する法による正当な裁きは必要です。
ただし、山上さんには、可能な限り軽い裁きを望みます。


翻って、安倍晋三さんと彼の仲間たちはどうでしょう?
安倍晋三さんたちの方が、ずっと、みんなが安心して暮らせる社会の秩序を脅かしてきたのではありませんか。

次のようなことは裁きの対象にならないのでしょうか?

 学校を経営する友人に次々に便宜を図る

 公文書を改竄する、隠蔽する、破棄する、そしてうやむやにする

 国の統計を改竄し、経済が好調であるかのように見せかける

 国会で118回も嘘の答弁をする

 仲間の性犯罪をかばって逮捕させない

 マスコミに介入して自分たちに不利なことは報道させない

 官僚人事に介入して自分たちに好都合な人物を出世させる

 公的な催しに多数の支持者を呼んで税金で飲み食いさせる

 悪行で有名になったカルト団体の名称変更に協力する

 カルトの関連団体にビデオメッセージを送って宣伝に加わる

 カルトに投票を依頼して仲間を当選させる

 まだまだあって書ききれません

「安倍晋三さんと彼の仲間は一人も殺していない」なんて言わせません。公文書改竄では自殺者も出ています。それさえ、うやむやにしようとしました。

安倍晋三さんと彼の仲間こそ、みんなが安心して暮らせる社会の秩序を脅かしてきたのです!
もし彼らが裁かれていたら、安倍さんは殺されずに済んだことでしょう。

「殺されて良かった」とは言いませんが、安倍さんの死による社会や政治へのマイナス面て、何かありますか?

プラス面ならたくさんあります。

 統一協会の反社会性が報道されるようになったこと
 政治家、特に自民党安倍派と統一協会のつながりが次々に表に出るようになったこと
 統一協会の被害に苦しんでいた人たちが声を上げるようになったこと
 それをマスコミが取り上げてくれること
 統一協会への今後の捜査や報道が期待できること


殺されていい人などいません。
あるクリスチャンが私に言いました。
「山上徹也さんの最大の罪は、安倍晋三さんが自分の過ちを認めて改心する機会を奪ったことです」と。
安倍晋三さんだって、生きていれば、いつかは自分の過ちに気づいたかもしれません。
わかりませんけれど、可能性はゼロではなかったのです。
人には、死の寸前まで、悔い改めの機会があるのです。


山上徹也さん。
他の誰も巻き添えにしなかったとはいえ、あなたは安倍晋三氏の命を奪い、安倍氏が改心する機会を奪いました。そのことを深く省みた上で、刑に服し、社会復帰していただきたいのです。
あなたを支援したいと思う人がたくさんいます。
あなたは、見捨てられた人ではありません。

(伊藤一滴)

付記

ジャーナリストの浅野健一氏が書いてます。

「安倍氏殺害の山上容疑者「精神鑑定で4か月も留置」は口封じの政治的拘束か」
https://news.yahoo.co.jp/articles/be62a514515dcccf0ddd695800d1b77120453005?page=4

裁判の前からもう政治的に容疑者の口封じですか。
ひどい環境で監禁して、正常な判断ができなくするんじゃないでしょうね?
こんなんで、ちゃんとした裁判ができるのでしょうか?

弁護士はもちろんマスコミも、山上さんの置かれた状況を確認してください。お願いします。


付記2

「近畿財務局職員を自殺に追い込んだ「森友公文書改ざん」は財務省・佐川局長だけの責任じゃない 事実上、安倍首相の指示だった」(2020年3月20日「リテラ」より)

引用開始

「私や妻が関係したということになれば、私は間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」

 この答弁が飛び出したのは2017年2月17日だったが、このあと、大きな変化が出てくる。1週間後の24日に佐川理財局長が「交渉記録は破棄した」と答弁するなど、急に強気な答弁を繰り返すようになるのだ。そして、赤木さんの手記でも、財務省の調査報告書でも書かれているとおり、2月26日に近畿財務局で決裁文書の改ざんがはじまるのである。

 しかも、安倍首相の改ざんへの関与は、決して間接的なレベルにとどまらない。安倍首相は「総理を辞める」宣言のあと、菅義偉官房長官に指示を出していたことを認めている。安倍首相は、その指示内容を「私の家内の名前も出ましたから、しっかりと徹底的に調べるように」というものだと説明していたが、言葉がもしそうだったとしても、受け取った側は「徹底的に抑えろ」と解釈したはずだ。

 実際、これを受けて、菅官房長官は22日に財務省の佐川理財局長と中村稔・総務課長、太田充・大臣官房総括審議官を呼び出している。ここで佐川氏は、昭恵夫人付職員だった谷査恵子氏が森友学園の小学校に賃料引き下げの優遇措置を適用できないかなどと財務省に照会していたことを報告しているのだ。

 そして、26日からはじまった改ざん作業では、財務省の指示により、真っ先に昭恵夫人や安倍首相の名前が入った箇所がことごとく削除されていく。その作業を強要されたのが、赤木さんだったのである。

引用終了

https://lite-ra.com/2020/03/post-5320.html

これが本当なら、安倍晋三氏自ら「隠蔽や改竄しても徹底的に抑えろ」と言ったのと同じではありませんか。

答弁の言葉の通り、安倍氏が総理大臣も国会議員も辞めていたなら、殺されずに済んだのです。

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