野原花子著『聖書はもういらない』を、早く読みたい!
朝日新聞の広告で、野原花子『聖書はもういらない』(幻冬舎)という本を見かけました。読みたいのですが、大人気のようで、 天下のアマゾンでさえ定価の約2倍になってます。
定価で買えたら是非ほしい。
版元が幻冬舎となっていますが、自費出版のようです。
幻冬舎ルネッサンス新社のホームページにこうあります。
引用開始
内容紹介
その起源から現在に至るまで長らく世界中に影響を与え続けている聖書。
キリスト教の歴史をひもときながら、聖書がどのように人の心をとらえ、支配してきたのか、その過程と構造の解明を試みる書。
真の魂の救済とはどういうものか。喪失の悲劇から人間の弱さを理解したときに、人生はより豊かな広がりを見せる――。
■著者紹介
野原 花子(のはら はなこ)
1958年生まれ、四国出身。
幼い時から、クリスチャンの母親の影響で地元のプロテスタント教会で信仰教育を受け、聖書的価値観から離れて生きることは生涯ないであろうと考え、高校3年時に洗礼を受ける。
結婚後、12年間韓国で暮らす。その後、帰国、関東へ移る。
引用終了
目次も載っているので引用します。
引用開始
目次
まえがき
第一部 聖書の支配
キリスト教の影響力
聖書の誕生
イエスの教え
パウロの福音
排他的な愛
エンドレスの感謝
神のみこころ
クリスチャンとノンクリスチャン
刷り込み
ある牧師の死
珠玉の「愛の章」
フィルターをかけられる
愛とは
ヨブの試練
安息日
閉鎖的な教会
韓国の教会
インターネット時代の聖書
三位一体とは
カトリックとプロテスタント
キリスト教会の反ユダヤ主義
十字軍
異端審問
魔女狩り
免罪符と宗教改革
人権思想の誕生
第二部 マインドコントロールが解けた
罪意識からの解放
事実は小説より奇なり
教会ごっこ
固定観念
バランス
神に人生を委ねるとは
喜びの消えた人生
人間の愛とキリストの愛
喜びこそ、生きる力
第三部 事実は小説より奇なり
第四部 喪失
あとがき
引用終了
読んでもいないのにコメントするのは無責任だと言われそうですが、紹介や目次から、内容を察します。
聖書が人を支配するというより、ある人たちが聖書を使って人を支配してきた、ということではないのでしょうか。
そういう人たちが今もいて、人を支配しようとしています。そんなのは、もういりません。
支配の道具としての聖書はもういらない。
聖書を使って人を支配する自称「正しいキリスト教」など、もういらない。
そういうことではないのかと、私は、思います。
聖書そのものは、人類の宝です。
新約聖書は、田川建三訳、前田護郎訳などがあります。
旧約聖書は、関根正雄訳が有名です。
他にも、日本聖書協会などから、廉価で買える訳が数種類出されています。
人類の宝である聖書を人を支配する道具にしてはいけない。
聖書を使い、人が、人を支配する宗教を作り出してはいけない。
野原花子著『聖書はもういらない』を、早く読みたい!
(伊藤一滴)
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