東日本大震災から10年 祈り
東日本大震災から今日で10年になります。
震災について思うことは、これまでたびたび書いてきた通りですが、今、特に、次のことを思っています。
どのような形であれ、追悼、慰霊が大切であること
被災された方々、肉親や友人知人を亡くされた方々のことを思うこと
復興を願うこと
知れば知るほど、被害のあまりの大きさに言葉を失いそうになるのですが、私は、祈り続けます。
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どう祈ればいいのでしょうか。
決まった形式はないと思います。
神と呼ばれるような、人智を超えたお方が本当におられると仮定すれば、そのお方は人間の思いなどすべて御存知でしょうから、長々と祈る必要はないのです。
肝心なことだけ祈れば、それで十分でしょう。
何が肝心なのか、見抜かないと。
神などいないと仮定しても、祈りは自分の思いの表明であり、自分は何を願い、何に感謝し、どこに進もうとしているのか、言葉によって自己を客観化することでもありますから、「存在しない神に祈ることに意味がある」と思います。
私たちみんなが、よりよい方向に向かって進むことができますように。
(伊藤一滴)
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