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「巣立つ日まで」

毎日、強い日差しです。
この季節になると思い出すのが、1976年に放送されたNHK少年ドラマシリーズの「巣立つ日まで」。
当時小学校6年生だった私は、毎回欠かさず見てました。

昭和30年代の東北地方の中学校を舞台にした青春物語です。
登場人物の名前は忘れましたが、女子生徒の1人が病気で亡くなってしまう場面もあって、胸が締め付けられそうでした。別の女子生徒は、父親が東洋系の外国人で、一家で父の祖国に引っ越すことになります。国の名前は出てこなかったと思うのですが、あとから思えば朝鮮半島(北朝鮮あるいは韓国)のようです。昭和30年代ですから、南北朝鮮の実態がよく分からないまま、朝鮮半島に向かったのでしょう。ドラマを見ていた当時の私(小6)は知らなかったのですが、その後、過去の朝鮮と日本の関係や、朝鮮戦争、北朝鮮の独裁、韓国の軍事政権のことなどを知り、複雑な思いでした。(やがて韓国は民主化されますが、行き先がもし北朝鮮だったら、行かなければよかったのにと思いました。「地上の楽園」だと思って行ったら「この世の地獄」では、ひどすぎます。大多数の国民が貧しい中で監視され支配される国って、なんとかならないんでしょうか。)

きらめく風とまぶしく揺れる木漏れ日の中で、急に「巣立つ日まで」を思い出し、「DVDは出ているだろうか、いくらするんだろう」、なんて思いながら、ネットで検索してびっくり。
DVDどころか、そもそも映像が、NHKにも残っていない!
いくらビデオテープが高価だった時代とはいえ、テープの使いまわしで、作品の映像がそのものが残っていないなんて。

大河ドラマなど、古い作品も残っているのに・・・・。
ほぼ同時代の「未来少年コナン」なども残っているのに・・・・。
少年ドラマシリーズは軽い扱いだったのでしょうね。

がっかり。

原作は、と思って調べたら既に絶版。古書で4千円以上します。
ポプラ社さん、ぜひ、再刊してください。ソフトカバーでいいですから。

NHKはどこかに録画・録音がないか探してますね。(視聴者による録音の一部が見つかったそうです)

テーマソングは、レコードもあったし「みんなのうた」でもやっていたので、残っています。ネットでも聞けます。著作権がどうなっているのか知りませんが、ごく一部だけ、映像も流れます。

それにしても、作品の映像がほとんど残っていないなんて・・・・。どこかで、個人が録画したものなどが見つかるといいんですが。
台本はあるそうですから、もう一度ドラマ化してはどうですか。あるいはアニメ化しては。

(伊藤一滴)

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