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思うこと 2020年3月

やっと落ち着いてきましたが、実は昨年の秋から仕事が忙しくて、最近まで余裕のない日々でした。
そのわりにブログを書きまくっていたのは、仕事と関係ないことを考えたかったからです。

聖書のこと、キリスト教原理主義やカルトの問題、レイチェル・ヘルド・エヴァンズ氏の著書、政治の話、『戦争は女の顔をしていない』の漫画版と原作(日本語訳)のこと、ほか、いろいろ・・・・。
こうした話は、仕事で疲れた私の頭を解きほぐしてくれました。


雪の少ない冬でした。
私は楽でしたが、除雪業者などは、雪が少なくて困ったようです。
いつもあるものがないと、それで困る人も出てきます。
除雪業者には何か補償があるのかと思ったら、県道や町道では何もないとのこと。雪が降らなければお金になりません。

さらにこのウイルス騒ぎで、収入減となる業者も多数出そうです。ううむ。

山形県の田舎町でさえある種の物品が不足しています。そんな中、私が住む山里の集落では、不足してきた物品をみんなで分け合っています。
私はよそから来た人間ですが、住民のほとんどは地元の農家出身で、昔から農業用水を分け合い、物資を分け合い、道具の貸し借りをし、互いに協力しながら暮らしてきたようです。山里には互いに助け合う精神性を感じます。
奪い合う都会と助け合う田舎、みたいな感じです。


さて、
桜を見る会、新型コロナウイルスの感染拡大、小中高の一斉休校・・・・、これらは安倍政権の致命傷になるだろうと思いました。
ところが、報道を見ると思ったほど内閣支持率が下がっていません。

どうも私の読みが浅かったようです。

野党に期待できないと思う人が多く、批判の受け皿がないというのも理由でしょうが、それより、安倍晋三氏のブレインに物凄い「つわもの」がいるようです。
大衆の動きをすべて読まれていたのかも知れません。

桜を見る会の実態が暴かれたりしたら政権の致命傷になるかもしれない。しかし、小中高の一斉休校要請は非難を浴びても、その非難は致命傷にはならない。
小中高の休校で、マスコミの話題はそっちに行く。桜のことは忘れられる。
経済が悪化しても「それはウイルスのせい」となり「首相のせい」にはならない。
ウイルス対策に力を入れる首相の姿をアピールすれば、そのうち支持率は回復する。

事実がどうなのかが問題ではなく、首相がこう発言しこう動けば世論はこうなると読みつくしているのかもしれません。ビッグデータやAIを使っているのでしょうか? すごい。無敵です。

さすが、さまざまな疑惑、不祥事、偏った人事、報道への圧力、脱法的法解釈の数々を引き起こしながら、最初から記録を残さなかったり文書の廃棄や隠蔽を重ねたりしてうやむやにしてきた安倍政権だけあります。味方をとことん優遇し、批判者を徹底的に攻撃してくる安倍政権に、一般国民まで忖度ですか。
逆らったら損をする?

今回もまた安倍政権の勝利でしょうか???

映画『新聞記者』が、日本アカデミー賞の三冠受賞ですよ(最優秀賞、最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞)。
森友問題の文書改竄で自殺した職員の手記が公開され、遺族が民事裁判を起こしています。
東京オリンピックをどう「完全な形で」実施するのか、まるでわかりません。
桜を見る会の問題も黒川検事長の定年延長問題もうやむやなままです。

それでも国民は目を覚まさないのですか?
目を覚まさなければ、安倍的なものの勝利が、今後も続いていくのでしょう。

(それにしても安倍政権支持者って、どこにいるんでしょう。都会にいるんですか。私が住む山里にはいませんよ。)

(一滴)

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