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敵を殺せば平和になるのか

「殺されたから殺して 殺したから殺されて それで本当に最後は平和になるのか」

これは「機動戦士ガンダムSEED」というアニメ作品に出てくる言葉だそうです。

私は、アニメには疎くて、その作品を見ていませんが、この言葉の問いは重いです。

新聞で読んだのですが、中国人の日本語作文コンクール最優秀賞受賞作の冒頭にこの引用があるのだそうです。私は、引用を引用した記事からさらに引用ですが、強く印象に残った言葉なもので、ここに紹介します。

もう一度書きます。

「殺されたから殺して 殺したから殺されて それで本当に最後は平和になるのか」

この受賞者(20歳の中国人女性)のおかげで、私はこの言葉を知りました。感謝します。

この言葉を、国や組織の指導者たちに聞かせたい。

さらに、私は思うのです。

相手の抹殺は言うまでもなく、たとえ言論や表現であっても、相手に激しく怒りをぶつけ、相手を圧倒すれば平和になるのだろうか。怒りのパワーに満ち満ちた発言や行動が、平和な未来につながってゆくのだろうか。

(伊藤一滴)

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