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『それでも人生にイエスと言う』読書中2

『それでも人生にイエスと言う』に収められた3つの講演のうちの第1の講演「生きる意味と価値」を読み終えました。

世には、死んだらおしまいだという誤解が多いのですが、フランクルは「死は生きる意味の一部」だと言います。「苦難と死こそが人生を意味のあるものにする」とまで言います。
私自身に対しては、まあ、そのように考えてみるにしても、人の人生にもそう言えるのか、過酷な状況の中で生きて死んだ他者にも全てそう言えるのか、という疑問は残ります。これから、先を読んでみますけれど。

フランクルの言う、生きる「意味」はこうです。
生きる意味は、問うものではなく、人生から問われるもの。
生きるとは、問われていること、答えること--自分自身の人生に責任をもつこと。

生きる「価値」はこうです。ヘッベルの言葉からの引用だそうです。
「人生それ自体がなにかであるのではなく、
 人生はなにかをする機会である!」

人生の道は、「唯一の」目的地に着く「一度きりの」道なのだといいます。
(伊藤一滴)

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