これ以上、誰も傷つけたくない!
春先、雨不足で困っていたら、梅雨に入ってからどっと降ってそのまま長雨。立秋になってもまだ雨が続き、日照不足と農地の水分過多で農家は困り顔。お盆が来て、やっと晴れてきました。いやはや。
自然が相手というのは、いろいろあるものです。
雨が多かったので雑草も多いです。でも、きゅうり、なす、オクラなどの夏の野菜がどんどんなってます。
低農薬の田んぼは、多少は葉が虫に食われたりしましたが、虫に負けないくらいグングン育って、8月上旬に見事に出穂してさかんに花粉を飛ばし、その穂が少したれてきました。確実に実ってます。
さて、
「新規就農者の多くがなぜ有機農法を進めているのか(略)。それは安全、安心な作物をつくるということだけではなかった。自然をふくむ他者を破壊することは、いずれ自己を破壊することに帰着するという確信が意識の底に存在している。それは他者の世界を破壊しながら発展してきた近代文明に対する批判であった。」(内山節「農業・農山村ブームの再来 近代へのニヒリズム」より、7月23日または22日夕刊、朝日新聞掲載)
これ以上、誰も傷つけたくない! 人も、自然も、自分も傷つけたくない。そう思う人が有機農法に向かうのは当然の結果です。
この話は、後日詳しく書きます。
(伊藤)
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