いよいよ総選挙
衆議院が解散されていよいよ総選挙。
みんなで麻生太郎氏を非難していますが、麻生氏って、そんなに悪いのかなあ?
自民党が崩れていく方向に舵を切ったのは、小泉純一郎氏でしょうに。
畑に堆肥などを入れずに化学肥料を多用すると、一時的には豊作になるけれど、土がやせて、翌年はうんと収穫が落ちるそうです。だから、みんなしませんが、そういうことをやったのが小泉流です。違いますか?
小泉氏は、これまで自民党を支えてきた仕組みも人も切り捨てて、一時的に大衆の支持を集めて大勝したのです。小泉氏の手法は一度限りのものであり、二度目は通用しません。
小泉改革があってもなくてもどっちみち自民党の従来のやり方が行きづまる日は来たのでしょうが、自民党が崩れてゆくのを加速させたのは、明らかに小泉改革です。
原因と結果はわかりやすいです。
やはり、ツケは小泉後の首相にまわってきました。とても対応しきれなくなり、2人続けて政権を途中で投げ出しました。小泉政権後の自民党の中では、麻生太郎氏は誠実な人に思えてきます。詐術的な言葉で大衆を煽ることもなく、戦前を美化することもなく、政権を途中で投げ出すこともなく、自分の手で解散に踏み切ったのですから。
政党や候補者がどう言おうが自由ですが、自民・公明両党が今後も政権運営を続けるつもりがあるのなら、以下の点ははっきりさせるべきでしょう。
小泉純一郎氏らによる構造改革路線を今後も続けるのですか? それとも見直すのですか?
麻生政権は、その答えを出さずに解散に踏み切りました。(伊藤)
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