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また冬

また、冬が来ました。
先日、30センチくらい雪が積もりましたが、ジープで蹴散らして家まで行きました。昔ジープに乗っていたという人の話だと、60センチくらいの新雪でもジープなら行けるそうです。私の車は、今では珍しくなった旧式の三菱ジープですが、雪の季節は活躍してくれます。

息子の友だちが遊びに来ると、土間、薪ストーブ、囲炉裏などに興味を示します。「昔の家みたいだね、すごいねー」なんて言ってます。外にジープがあるのを見つけ、「かっこいい」と言うのはたいてい男の子です。
私くらいの世代やそれ以下の人は、人にもよりますが、わりと古い家や古い車に好意的です。「いいですねー、いいですねー」とうらやましがる人もいます。
高齢者は、「なつかしいなあ。でも、大変でしょう」という感じです。見た目ほど大変ではないのですが、昔の苦労を思い出すのかもしれません。

11月の末に、娘が1歳になりました。トコトコ歩きます。まわりにあるものをいじるので、目が離せなくなりました。娘の初の誕生日、ふもとのお菓子屋さんにケーキをたのみ、ろうそくを1本立てて祝いました。本人は何のことだかわからなくとも、お兄ちゃんたちが大喜びして、ろうそくの火もお兄ちゃんたちが吹き消してくれました。
伝統に従い、1升のモチ米でおもちをついて、娘に背負わせました。立てないかな、と思ったら、立ち上がって1歩進みました。

もうすぐクリスマス。街の喧騒が嘘のように、山里の冬は静かです。庭の大きなモミの木に雪が積もって、電飾などなくとも、巨大なクリスマスツリーのように見えます。商業的なクリスマスとは縁のない山里ですから、この節目に、1年をふりかえっています。
やがて冬本番。さて、この冬はどうなるのやら。(伊藤)

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