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「ひきこもり」は犯罪予備軍??

川崎市の登戸で起きた殺傷事件の犯人は、ひきこもりだったと言います。
東京都練馬区で、元農水省事務次官が長男を殺害した事件も、この長男はひきこもりで、暴力的であったと言います。

「ひきこもりは犯罪予備軍であるから監視対象とすべきだ」といった言説も、一部、ネット上に流れていますが、私は、偶然が重なっただけであり、ひきこもりと犯罪や暴力を、安易に結びつけるべきではないと考えます。


孫引きですが、統計的な数値を挙げます。
(出典:https://www.hikipos.info/entry/2018/12/21/070000)

引用開始

日本の犯罪率は1.4%ですが、ひきこもりガイドラインによると、違法行為をするひきこもりは0.7%。通常の半分ですね。

引用終了


他のどれを見ても、ひきこもりの人の犯罪発生率が他より高いという信頼できる統計はありません!
通常並ですらありません。通常より犯罪率は低いのです。

これは統合失調症などの精神病の患者についても言えます。
統計によると、精神病患者の犯罪率もまた、一般より低いのです。

「ひきこもりの人や精神病の人は犯罪を犯す率が高い」といった、統計を無視した先入観を持っている人たちがいて、デマをまき散らしているようです。

マスコミは、事実をていねいに伝えるより、センセーショナルに報じた方が売れます。
なかなか、「ひきこもりの人や精神病の人は犯罪を犯す率が低い」という事実をていねいに伝えてくれません。

ひきこもりUX会議が声明文を出しています。
http://blog.livedoor.jp/uxkaigi/archives/1074749357.html

(一滴)

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