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事実は抹消も改変もできない

事実を抹消しようとしたり、改変しようとしたりする人たちがいます。
右にも、左にも、政治家にも、学者にも、宗教家にも。

自分(たち)の主張に沿うよう、事実に手を加えようとするのです。

事実を知りながらわざと嘘を言う人たちがいます。
いいかげんなことを言い放ち、事実と違うと指摘されても事実だと言い張る人たちもいます。

自分(たち)の主張に沿うようにするための、巧妙な嘘も、あてずっぽの嘘も、どちらもいけない嘘です。

それは、そもそもしてはいけないことだし、そうした、嘘をついて事実を抹消・改変しようとする勢力に騙されてもいけないのです。
事実をごまかせば、いずれ、未来への判断を大きく誤ることになるでしょう。

それにしても、
嘘の公言が1万回を越えたという大統領は国賓として迎えられる。
公文書が改竄されても1人の逮捕者も出ない。
首相に近い筋の人が運営する学校に不当に便宜が図られたようなのに、徹底した追求がなされない。

上に立つ人たちに、欺瞞が満ちています。

ある嘘や隠蔽は非難の集中砲火を浴び、別の嘘や隠蔽の数々はうやむやにされる。

悪質な嘘や隠蔽だから非難されるというのではなく、「政治的・経済的な力を持たない人だと厳しく非難され(時には嘘でないのに非難され)、力を持つ側の嘘や隠蔽は非難されない」ということのようです。
たとえ誰かが勇気を出して、力ある側を非難しても、大きく報道されることもなく、かき消されてゆきます。

大衆は、「強きを助け、弱きをくじく」ようになったのでしょうか。

自国第一でいこう。少数派の訴えは無視しよう。権力側の不正は見なかったことにしよう。威勢のいい方の仲間に加わろう、それが大人の判断だよ。空気を読まなくちゃ。

強い側に味方しないと、自分が損しますから。
これまでの「教育の成果」でしょうか。

中国共産党の体質とその「教育の成果」を思います。

今日、これを一番言いたかったのですが、中国共産党は、かつて非武装の自国民を多数虐殺しながら、今もなかったことにしています。
国家による大量殺人を、国家がなかったことにしてしまう悪質な嘘の歴史であり、悪質な事実の隠蔽です。中国でこれを指摘する人は容赦なく弾圧されているといいます。

今、中国は経済大国かもしれません。でも、嘘や隠蔽の国は、いずれ未来に進む判断を大きく誤ることでしょう(もうすでに誤っているのかもしれません)。

中国が、30年かけて、やっきになって消そうとしても、消えません。事実ですから。

永不忘天安門
永不忘大屠殺
声援民主

(一滴)

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