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『ブラックジャックによろしく』

佐藤秀峰作『ブラックジャックによろしく』[講談社刊の漫画単行本 全13巻 続きは小学館刊]を読み出したら、もう、眠れません。医療を取り巻く問題の数々を鋭く指摘し話題になった作品で、以前から気になっていたのですが、これまでなかなか読むことが出来ず、やっと今、読み始めました。(うちは小さい子どもたちがいつも大騒ぎしている家ですから、マンガも含めて、本をじっくり読むのが難しかったのです。一番下の娘も3歳になって保育園に入り、少しは家も落ち着いて、やっとまた本(マンガを含めて)を開く気になったのです。)

子どもたちが寝てから『ブラックジャックによろしく』を取り出して、深夜まで読んで、もう、考えこんでしまいました。
あまり遅くまで読むと翌日の仕事に障ると思って寝床に入ったのですが、なかなか寝付けず、そのうちうとうとしたのですが、変な夢を見て夜中に目が覚めて、あとは朝まで眠れませんでした。

マンガはずいぶんレベルが高くなったと思います。
『ブラックジャックによろしく』は創作のマンガ作品ですから、オーバーに描いてあるとか、まれな事態がひんぱんに起きているとか言われていますが、作品としての構成上やむを得ないことでしょう。
現職の医師からもかなりの反響があったそうですが、このマンガ、大変な力作だと思います。

学生のとき、ある総合病院で、夜間の事務のアルバイトをしたことがあります。その頃のことを思い出しました。私はただの事務のアルバイトでしたが、夜中の救急指定病院というのは凄まじい所でした。アルバイトをやめてからも、血まみれの人が運ばれてくる夢を見たり、夜中に救急車の音が聞こえると反射的に飛び起きたりしました。

医療問題は素人ですが、素人なりに思うこともあるので、ひと通り読んだら感想を書いてみます。(伊藤)

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