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暑い8月

いよいよ衆議院の解散・総選挙が決定したようで、暑い8月になりそうです。
この国が何を目ざし、どこに進もうとしているのか、よくわかりませんけれど、今まで通り今回も必ず投票に行くつもりです。

今年は戦後60年。戦争に対しては、いろいろな思いを持つ人がいるかと思いますが、戦争体験を持つ人たちは高齢化しています。若い世代の中には、日本とアメリカが戦争したことを知らない人もいると聞いて驚きました。そういう時代なのでしょうか? 分数の計算ができない大学生には驚きませんでしたが、これはちょっと驚きでした。
私が生まれたのは、戦後19年目の夏で、私の幼少期には戦争体験者は身近に大勢おりました。私の父も母も、敗戦の年には国民学校(小学校)の児童で、小国民と呼ばれた世代です。軍国主義教育も、一億玉砕の覚悟も、食糧難の時代の飢えも、体験した世代です。
20歳前後で戦地に行き、生きて帰って40歳くらいで親になった人もおり、私の世代でも、父親が戦争中に軍隊にいたという人もいます。私にとって戦争は遠い歴史の1コマではなく、「少し前にあった生々しい現実の話」でした。
この山里にも戦没者のご遺族がいます。私の方からは、あまり戦争中のことを聞いたりはしないのですが、たぶん、いろいろな思いを抱えての、60年目の8月だろうと思います。(伊藤)

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