ジネント山里記

今日はもう、ガソリンスタンドの行列がありませんでした。
在庫が底を突いたのです。
コンビニも、時間を短縮して営業したり、休業したりです。営業中のコンビニも、節電のためふだんより照明を落とし、品数も少なく人もまばらです。
いつもなら多くの車が行きかう国道も、交通量がうんと少なくて、昼間なのに夜中のようです。

石油系燃料や生鮮食品は、ふだんの消費分が入荷されないのだから仕方ありませんが、明らかに買占めによる欠品と思われるものもあります。

山形市内で、ティシュー、トイレットペーパー、紙おむつ、生理用品等々が、数日でいきなり店頭から全て消えてしまうなんて、不自然です。山形県はほとんど被災していないのに。
こうした買占めが東京でもおきていると聞いています。

一握りの、不心得な人たちによる買占めなのかもしれませんが、このような、オイルショックの時のような買占めがおきると、当たり前の買い方ならなくならないものまでなくなってしまいます。
本当にそれを必要としている人から奪ってしまうような買い方はやめてほしいです。
節度ある行動を望みます。

一部に不心得な行動もあるようですが、多数の人は整然と行動しています。
この大災害で暴動も起きない日本に、海外のメディアも注目しているそうです。

日本は瑞穂の国、稲作の国です。長い歴史の中で、水を分け合って農耕してきた国です。
この精神性を大切にしたいと思います。

また、外国の政府からも、海外の方々や日本におられる外国人からも、多くの支援が寄せられているようで、感謝です。

私も、私のまわりも大丈夫です。
私の家には何も送らなくてけっこうですから、どうか被災地に献じて下さい。
（伊藤）