官邸主導 こうなるとわかっていた
こうなるとわかっていた。
首相官邸が自分たちの都合で人事を決めて省庁を支配したり、マスコミが圧力を感じるような口出しをすればどうなるのか。
省庁もマスコミも官邸を恐れ、率直な意見を控える。下手なことを言ったら、どんな制裁が待っているかわからない。何か言っても言った人が損するだけ。
指示待ち人間、忖度人間が増えた。茶坊主、太鼓持ちみたいなのが増えた。何より法に従うべき官庁が、官邸の意向に沿って法の秩序を曲げる。
平時ならばともかく、新型コロナウイルスの感染拡大という緊急時に、省庁幹部らも官邸を恐れて意見を控える。一から十までトップダウンで指示を出さないといけない首相官邸。
まわりきれるはずもない。朝令暮改の連発だ。万事が後手後手だ。迷走だ。
緊急事態が起きればこうなるとわかっていた。
そして、そうなった。
国中は混乱し、やがて歴史がアベスガ政権のやり方を裁く日が来るだろう。
(伊藤一滴)
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