サンショウウオ
今日も雪です。雪。3月も終わりだというのに。
雪は嫌いではありませんが、特に今年は春が遅いです。
カンジキを履いて家の周りを歩いてみたら、家の裏の小さな流れのところだけ雪が融けていました。冷たい水に手を入れてみたら何か動くものがあり、よく見たらサンショウウオでした。自然のサンショウウオを見るのは初めてで、もっとよく見ようとしてそうっとさわったら、迷惑そうに体を動かして泥の中に潜って行きました。
今日も雪です。雪。3月も終わりだというのに。
雪は嫌いではありませんが、特に今年は春が遅いです。
カンジキを履いて家の周りを歩いてみたら、家の裏の小さな流れのところだけ雪が融けていました。冷たい水に手を入れてみたら何か動くものがあり、よく見たらサンショウウオでした。自然のサンショウウオを見るのは初めてで、もっとよく見ようとしてそうっとさわったら、迷惑そうに体を動かして泥の中に潜って行きました。
きのう町役場に転入を届け出ました。窓口の職員から、「転入ですか。どうもありがとうございます」と言われました。今まで何度も引っ越しをしてきましたが、窓口でありがとうございますと言われたのは初めてです。田舎の小さな町ですから、出て行く人はいても、一家で転入してくる家族は少ないのでしょう。田舎は不便とよく言われますが、何を不便と感じるかは感じ方の問題もあるのだろうと思います。
家はまだ、1階が雪に埋まっているので、出入口のところだけ掘りました。持ってきたのは手で運べる荷物だけです。人からもらったり古道具屋で手に入れたりした古い家具を以前から現役で使っているのですが、昔の家具は基本的に人力で運べるようになっています。タンスであれば2つか3つに重ねてあり、はずして運べるし、ちゃぶ台や文机も1人で運べる重量です。ところが最近の家具は自動車での運搬が当然の前提になっているようで、一体型だし、重いです。自動車の普及が家具の形体にも影響してるんじゃないかと思います。
荷物を運びながら、人の手で運べる程度のものがあれば、基本的には十分暮らせるのではないかと思いました。
ここは山形県内陸部の山里の古民家です。
山間部に暮すことにいろいろご意見をいただくこともありますが、今後を考え、本当の暮しやすさとは何なのかを考えて決めました。
ひたすら発展を追及する現代の産業社会の中で、人々の共生より競争、世代を越えた持続より現在の開発という風潮になじめず、試行錯誤しながら納得できる生き方を求めてきました。
山間部での暮らしは万人向きではないかも知れませんが、私とつれあいは、一般には「便利な市街地」とされている自然から離れた場所や人のつながりが希薄な場所より、田舎の山里に居心地のよさを感じました。幸い、地域の人たちは私たちの転入を歓迎してくださっており、冬の厳しさや交通の不便・買い物の不便もたいして苦にも思えず、むしろ豊かな自然や近隣とのつながりの中に生きる方が価値あることに思え、このたびの転居を決めました。
消費を中心とした街の生活に少しばかり距離を置き、山里の古民家に暮らす中で、自然の恵みに感謝する生活に少しでも近づいていけたらと思っています。
2005年3月28日、いよいよ山里の家に転居します。
山里記はここから始まります。