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モリ・カケ・サクラ、そしてマスク疑惑

なかなか公表されなかったアベノマスク調達先4社のうちの1社が、正体不明の「ユースビオ」。
無名の「ユースビオ」なる「会社」は、すでにマスク1枚135円で350万枚を納入しているというから、単純計算でも4億7千万円を超える納入額だけど、これが入札もなく随意契約って?
そんな大きなお金を動かす「会社」の「本社」が、工事現場に置いてあるプレハブ小屋をつないだみたいな仮設小屋って?
しかもどういうわけだかその小屋に公明党のポスターが貼ってある。
さらに、福島瑞穂氏が調達先を質問したらその日に突然「変更登記」って。

はあ?

政権与党の方、どういうことなのか説明できますか?


菅野完氏のツイッターをそのまま引用します。


引用開始


菅野完
@noiepoie
·
共産党の宮本さんが桜を見る会の名簿について質問したまさにその日に、桜を見る会の名簿はシュレッダーにかけたらた。(原文のママ。引用者)

社民党の福島さんが妊婦向けマスクの調達先を質問したまさにその日に、マスク調達先の株式会社ユースビオが変更登記をあげている。

…安倍政権のやることっていつも一緒よね。

引用終了


「かけたらた」は「かけられた」の誤記でしょう(ローマ字入力だとRの隣がTだから、急いで書いての打ち間違いは仕方ない)。
それより、「…安倍政権のやることっていつも一緒よね。」
そう、やることがいつも一緒。マスコミも国民も、とことん追求しないから、またやる。
支持率が一時落ちてもそのうちまたV字回復。いつも一緒。


マスク疑惑のついでに「カビの生えたマスクの写真は偽物」という主張について一言。

もしカビの生えたマスクが偽物だとした場合、何者かがカビの生えたマスクを偽造し、撮影し、毎日新聞に送ったとしたら、
こんな分かりやすい偽造品を作るのだろうか、という、重大な疑問が生じます。
わざわざ、多くの人に届いたアベノマスクと違うタイプの縫い目のマスクを使い、これは違うマスクではないのかと怪しまれるような偽装をするのでしょうか。安倍非難のための偽装ならもっと上手にやることでしょう。

疑い出せば、不良品を指摘する人やマスク配布を批判する人たちをおとしいれるため、「安倍首相を非難する人たちがこんな偽物を作った」と話を持っていこうとして、安倍応援団の何者かが偽装した可能性だって否定できません。。

複数の会社が、東南アジアの各地から大急ぎで調達してきたマスクです。ユースビオ納入分には不良品はないといいますが、他社が輸入したマスクからは汚れや異物混入も見つかるなど、検品も雑です。縫い目の違う製品も混じっていたのかもしれません。また、何らかの理由で、古い在庫品・保有品が混入し、見逃されて配布されたのかもしれません。

真相は不明ですが、安倍首相を非難する人たちが偽物を作ったというのは考えにくい話です。非難するための偽装にしてはあまりにもおそまつ過ぎて、不自然です。

陰謀論みたいな話で考えたくはないのですが、もし、安倍政権の関係者(つまり政治家や官僚)が、批判者をおとしめるため偽物づくりを発案し、実際にこの偽物を作り、毎日新聞社に送っていたとしたら、この国の政治はますます暗黒です。(実際に公文書改竄までやってるんだから、カビの生えたマスクの偽物作りも公務員が公費でやったのかって怪しまれても仕方ないですよ。)

まあ、本当にカビの生えたマスクが配られていた可能性が一番高いように思えます。
それは偽物だと言い張るなら、安倍応援団の何者かが偽装した可能性も否定できず、政治家や官僚がかかわった可能性もゼロではない、という可能性の話です。

(一滴)

虫混入、カビ付着…全戸配布用の布マスクでも不良品 政府、公表せず

毎日新聞の電子版から引用します。

引用開始

虫混入、カビ付着…全戸配布用の布マスクでも不良品 政府、公表せず
毎日新聞2020年4月21日 18時57分(最終更新 4月21日 20時34分)

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、政府が配布を進める布マスクに、虫が混入するなど不良品が相次いで確認されている。厚生労働省は18日、妊婦向けの布マスクのうち1901件について不良品の事例を発表し、21日に妊婦向けマスクの配布中止を決定。しかし、政府のマスク等物資対策班の関係者によると、18日時点で全戸配布用に準備していたマスクでも不良品が発見されており、これについては公表していない。政府の衛生面での認識が問われるとともに、全戸配布のスケジュールにも影響しそうだ。【上東麻子/統合デジタル取材センター】

布マスクは政府が一括して購入し、全国5000万世帯に2枚ずつ配布する計画で、約466億円が投じられる。先月下旬から、妊婦向けに50万枚▽高齢者の介護・福祉施設向けに1930万枚▽小中高校に800万枚――を優先的に配布。続いて感染者の多い東京都内などで全戸配布が始まっている。

 厚労省は18日、妊婦向けの布マスクに関して「変色している」「髪の毛が混入していた」「異臭がする」などの報告が相次ぎ、80市町村で1901件の報告があったと発表。大阪府内の自治体では、ガーゼの黄ばみや変色、ゴミの混入も確認。発表を受け、ツイッター上では「健康被害はないのか」「安心して使えない」などの不安の声が広がった。

 しかし、政府の対策班に配られた内部文書によると、18日時点で妊婦向け以外の全戸配布用に包装を始めた200万枚のうちでも、虫や髪の毛、糸くずの混入、カビの付着など200件の異物混入などの問題事例を確認。これについては公表しなかった。マスク配布を担当する厚労省経済課は、妊婦向け以外の不良品を非公表とした理由について「回答できない」とし、全戸向けのマスク配布については「現時点で中止は検討していない」としている。

  ×   ×

 相次ぐ異物混入などの発覚を受け、政府は各都道府県に注意喚起の通達を出し、一部の業者が製作したマスクについては全品回収を始めた。マスクの製造企業名などは公表されていないが、政府関係者によると、国内の商社など納入業者5社が中国やベトナム、ミャンマーから調達している。

 「マスクの品格」の著書もある大西一成・聖路加国際大学准教授(公衆衛生学)は、「これだけ不良品が多いということは、衛生用品の管理が一切されていなかったと言っても過言ではない。このような製造管理体制、衛生状況の工場では、見ただけではわからないウイルスやカビの胞子、バクテリアなどが付着している可能性もある」と…

引用終了(以下は有料記事)


「アベノマスク」が届いたら、小さな子どものいる家にあげるか、ほどいて縫い直して使うかと考えていたんですが、どうも、この記事を読むと、「使い物になるんだろうか?」と思えます。

朝日新聞のネットショップが扱っていた国産の高品質マスク(「アサヒノマスク」とも呼ばれる150回以上洗っても使える良品)とは雲泥の差です。

安倍晋三首相は、17日の記者会見でマスクの配布に疑問を呈した朝日新聞の記者に、
「御社のネットでも布マスク、3300円で販売しておられたということを承知しておりますが、つまりそのような需要も十分にある中において、我々もこの2枚の配付をさせていただいた」
と、まるで朝日新聞社が不当に高いマスクを販売していたかのような発言をしました。

唖然!

ガラス玉のついた指輪を配る人が宝石を売る店を馬鹿にするような発言ですね。
百円ショップのプラスチックお椀を配る人が職人が手作りした漆塗りのお椀を馬鹿にするような発言と言ってもいい。

さっそく安倍応援団たちが「朝日新聞のボッタクリだ」騒ぎ出しました。
水準が全然違うのに。

2枚で3300円で売られていたのですから、1枚当たり1650円。
これを150回洗ったとして、1回11円。高いとは言えません。
(高価な宝石だって毎日身に付けていれば、1日当たりで考えたら高くはない。)


国家が不良品のマスクを配る、一国の首相ともあろう人がこんな発言をする、情けない。

41パーセントの安倍内閣支持者(毎日新聞)って、どこにいるんですか?
私の周りには誰もいませんよ。

(伊藤一滴)

追記:マスクに関する安倍晋三氏および安倍応援団のピンボケ主張に対し、赤木智弘氏が見事に反論しておられます。
「日本のものづくりを嘲笑して、何が愛国か」
https://blogos.com/outline/451804/

ネット上の一部で、17日の首相の発言で朝日新聞ショップは突如販売を中止したといった指摘がありますが、嘘です。
4月7日の緊急事態宣言のときから(正確にはその前日から)物流に支障が出る恐れがあるとして販売が「期間未定で停止」されています。
安倍応援団は初めから憶測で言っているのか、嘘と知りながら嘘を言っているのか知りませんが、どっちにしてもタチの悪いフェイクです。
参照 https://shop.asahi.com/
安倍晋三氏でさえ、17日現在は販売されていないことを知っていて、「3300円で販売しておられた」と過去形で言ってるんですけどね。

「赤ちゃんの物を奪わないで」

新型コロナウイルスの騒ぎに関して、最近気になったニュースです。

 「赤ちゃんの物を奪わないで」妊婦さんがSOS、新型コロナで乳児用グッズが品薄に

という記事です。

(私、一滴は、買占めを助長してはいけないと思い、これまで不足している物品名を具体的に書かずにきましたが、マスクの不足は万人が知る状況ですので、これについては書くことにします。)


引用開始

《赤ちゃんの物を奪わないで

沐浴ガーゼやミルトンなどの赤ちゃん用品が、手作りマスク素材や除菌用品目的で買い占められてしまい、
赤ちゃんの為に買いたいお母さんたちが買えなくなっています。
どうか本当に必要な人の為に残してあげてください。》

引用終了

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200420-00010001-bfj-soci&p=2

(参照 #赤ちゃんの物を奪わないで)


奪い合いが、とうとう赤ちゃん用品にまで及んできたのでしょうか。
いくらお金を払って買うとはいえ、赤ちゃんから横取りして平気でいられるのでしょうか。
「やったあ、マスクの材料が手に入った、ラッキー」ですか? それは赤ちゃん用の沐浴布や、赤ちゃんの口元をぬぐう柔らかいガーゼのハンカチや、哺乳びん用の布巾だったのです。赤ちゃんのために使われるものだったのです。それを横取りするなんて・・・・。

そもそもマスクにウイルス感染予防効果はないそうです。(他者にうつすのをある程度抑える効果はあるらしい。)
そんなに、みんな、「他者に感染させない配慮」でマスクを奪い合うんでしょうか?
自分が感染するのを防ぐ効果があると勘違いして奪い合っているのではありませんか。

もともとウイルス感染予防効果はないのですから、花粉症の人など、よりマスクを必要とする人を優先してはどうでしょうか。


近所の人から袋入りのマスクをもらいました。「伊藤さんのとこ、お子さんもいるから必要でしょ」って。
山里の住民は助け合って暮らしています。

私も、家族も、万一感染した場合に他の人にうつしたくないので、人前に行くときはマスクをするようにしています。
ふもとの店に買い物に行ったとき、マスクを売っているのを見ましたが、もっと必要な人がいるだろうと思って買いませんでした。
家にあるマスクが残り少なくなってきたので、着古した衣類の布やタンスに眠っている古布を使い、マスクを作ろうと思います。(使用済の使い捨てマスクのゴムも取ってます。布に縫い付けて使うつもりです。)


例の「アベノマスク」は、もともと小さいうえに洗うとますます縮むそうです。
どうも、大人が使うには不適当なマスクのようです。
届いたら、小さなお子さんのいる家にあげるか、一旦ほどいて顔に合うよう縫い直すか、現物を見てから考えようと思います。

(伊藤一滴)