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ロケットストーブの課題

12月8日から本格的に雪が降ってきまして、今年もまた自宅に車で行けなくなり、公道から家まで約100メートルの山道を歩いています。
ロケットストーブが活躍中です。灯油も電気もガスも使わずに家を暖かくできるので安心です。

7日の夕方、携帯電話のエリアメール(緊急地震速報)がけたたましく鳴り、また震災かと思って外に避難したとたんに揺れました。わりと長く感じた揺れでしたが、当地では特に被害はありませんでした。
さいわい停電にもなりませんでしたが、もし停電した場合でも、ロケットストーブがあれば寒くないし調理用にもなりす。

ロケットストーブの長所はたくさんあります。少量の薪でもよく燃える、ススや煙が少ない、タールの付着がほとんどみられない(たぶん、ほぼ完全燃焼)、横管を長く引くことが出来るので壁際以外にも設置できる、その他、いろいろです。

でも、課題も残りました。
点火です。よく乾いた焚き付けが多めに必要です。一次燃焼だけのときよりも点火にやや手間がかかります。これも慣れればそれほど苦になりませんが、もう少し点火しやすくする工夫はないか考えています。翌朝、火種が残っていれば、比較的点火は楽です。囲炉裏のある家なら、囲炉裏の火を十能(じゅうのう、角スコップを小さくしたような道具)などで運んで入れてやればいいでしょう。

木酢液(もくさくえき)の発生もあります。これも回収して、消臭や抗菌などに有効利用する方法もあるのでしょう。一般家庭だと、排気筒からこぼれた木酢液が部屋を汚すおそれがあるので、この対策も必要でしょう。
私が作ったロケットストーブでは完全無煙にはなりませんでした。白い煙が少しは出ます(主に水蒸気?)。

点火してから部屋が暖まるまである程度時間がかかるのは一般の薪ストーブと同じです。
暖まればあとは快調で、薪も少なくて済みます。

私はネットの情報で知り、雑誌「現代農業」の記事にもあるのを見つけ、自分なりに見当をつけて作りました。試作もしましたが、まだ改良の余地もあるでしょう。課題は残りました。

ここしばらく、ロケットストーブに夢中になっていました。
私の工作好きもありますが、ロケットストーブに未来を感じたからです。
原子力はもちろん、多量の石油を使い続ける社会に、未来へ向かってゆく希望が感じられないのです。
原子力依存はもちろん、石油依存社会だって、いずれは破綻するでしょう。
少ない焚き物で効率よく煮炊きしたり暖房したり出来るロケットストーブに、私は、未来の希望を感じたのでした。

妻は「またパパの道楽が始まった」と私を見ていましたが、単なる道楽ではなくて(う~ん、趣味の要素もあったかもしれませんが)、我が家の実用品であり、私が思う「未来の希望」なのです。(「そんな大袈裟な~」という妻の声が聞こえてきそうですけれど。)

ちなみに、今、我が家の合体ストーブは家族みんなから好評です。もちろん妻からも。
(伊藤一滴)